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【禁忌】eGFR(推定糸球体濾過量)の異常値でリハビリが確認すべきこと【中止基準】

 

こんにちは。
理学療法士の齋藤です。

血液データの正常値・異常値や原因などは調べてわかるけど、リハビリの時に何を気をつければいいかわからない!!
そういうこと結構ありますよね。

したがって、今回は血液データの中から「eGFR(推定糸球体濾過量)」の異常値で、リハビリの中止基準や禁忌があるのか、他に訓練中に気をつけることなどをまとめて行きます。

eGFR(推定糸球体濾過量)とは

eGFR(推定糸球体濾過量)とは、糸球体で生産される原尿の量を性別・年齢とCrから推定した値である。
GFR(糸球体濾過量)を測定するには手間がかかるため、eGFRにて主に腎機能の評価を行なっています。

eGFR(推定糸球体濾過量)の基準値は
60≦eGFR<90mL/min/1.73㎡
の範囲になりますので、この数値より低ければ低値、高ければ高値となります。

高値での禁忌や注意点

eGFR(推定糸球体濾過量)が高値の場合は、骨格筋量の増加や循環血液量の増加が考えられます。
したがって、四肢周径などで筋肉量の変化や水分のインアウトバランスなどを確認して見ましょう。

では、リハビリが禁忌となる場合はあるのでしょうか。

高値で問題とされることは基本的には少ないため、リハビリで禁忌になる場合はありません。

低値での禁忌や注意点

eGFR(推定糸球体濾過量)が低値の場合は、主に腎不全・心不全・過度な運動などの原因が考えられます。

原尿は腎臓で作られるため、腎機能が悪くなるとeGFRは低値を示します。
さらに、腎臓に送る血液量が減ると、eGFRも下がるため、心不全の指標にもなります。

また、eGFRはCrの値にも左右されるため、過度な運動負荷がかかっている場合も低値を示すことがありますので、運動負荷量にも注意が必要となります。

では、リハビリが禁忌となる場合はあるのでしょうか。

急性心不全・慢性心不全の急性増悪を合併している、腎機能障害が進行しeGFRが低下しCrが上昇している場合はリハ禁忌となる場合がありますので、主治医に相談する必要があります。

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またeGFRの急激な低下とともに尿蛋白が認められた場合も、腎不全が急激に進行している可能性が高いので、運動量が禁忌となる場合があります。

まとめ

eGFR(推定糸球体濾過量)は、腎機能不全や心不全を評価する指標となります。

しかし、Crを参考に計算された推定になりますので、Cr値も同時に確認するようにしましょう。

では本日は以上になります。

また別の記事で、、、