セラピスト向け

【禁忌】BUN(尿素窒素)の異常値でリハビリが確認すべきこと【中止基準】

こんにちは。
理学療法士の齋藤です。

血液データの正常値・異常値や原因などは調べてわかるけど、リハビリの時に何を気をつければいいかわからない!!
そういうこと結構ありますよね。

したがって、今回は血液データの中から「BUN(尿素窒素)」の異常値で、リハビリの中止基準や禁忌があるのか、他に訓練中に気をつけることなどをまとめて行きます。

BUN(尿素窒素)とは

尿素由来の窒素量を示す単位であり、タンパク質が代謝されると最終的に尿素となって腎臓から排泄されます。この尿素中に含まれる窒素の量が尿素窒素です。

タンパク質は肝臓で代謝され、その後腎臓で排出されます。
したがってBUNは肝臓や腎臓の状態を表す検査値となります。

BUNの基準値は
8-20mg/dL
の範囲になりますので、この数値より低ければ低値、高ければ高値となります。

高値での禁忌や注意点

BUNが高値の場合は、主に腎臓からの排泄異常を反映しますが、他にも色々な理由で高値を示します。

例えば脱水になると、血中のBUNは相対的に上昇し高値を示します。
さらに心不全により腎血流量が現象することで、糸球体濾過量が現象し、血中BUNの量は上昇します。
また、消化管出血などがあると血中のタンパク質が分解されBUNが上昇します。

では、リハビリが禁忌となる場合はあるのでしょうか。

脱水と出血傾向が強い場合は、リハビリが禁忌になる場合があります。

したがってリハビリ前には、点状出血・紫班・歯肉出血などの出血傾向を示す症状がないかの確認と、ハンカチーフサインなどの脱水を示す症状がないかを確認するようにしましょう。

症状が重度であれば、NsやDrに報告し支持を仰ぐことが望ましいと言えるでしょう。

低値での禁忌や注意点

BUNが低値の場合は、主に肝機能不全を疑います。

リハビリ前に黄疸や腹水がないかを確認し、もし前日より悪化している場合は、AST・ALTの数値も確認し、両方が200IU/L以上であれば肝機能不全となりますので注意が必要になります。

そう言った場合にも、NsやDrに報告しリハビリの継続を相談しましょう。

まとめ

BUNは腎機能不全や肝機能不全を確認する数値として、重要になります。
また脱水や心不全・出血傾向などを疑う指標にもなります。

BUNは様々なシュチュエーションで異常値を示しますので、単体では判断せずその他身体所見やCr・AST・ALTなどの他の血液データと比較しながら判断することが重要となります。

またBUNはタンパク質が分解されたものなので、食事量などにも大きく影響を受けます。
したがって、食事量も一緒に確認する必要ようにしましょう。

では本日は以上になります。

また別の記事で、、、